島原市内に、地下水を観測するための観測井(かんそくせい)が設置されています。これは中川先生の研究費により造られたものです。ここに特殊な部品を挿入し、地下水の採取にチャレンジしました。まずは内側に管を挿入した後、2時間程放置して新しい地下水が井戸内に流れ込むのを待ちます。その後、外管を入れて特定深度の地下水を封入します。最後に1mずつ引き上げて、鉛直方向に約45m分の地下水を採取しました。現場ではpHや電気伝導度、溶存酸素等を測定しました。また、実験室に持ち帰ったサンプルは溶存イオンなどを分析し、鉛直方向の地下水水質の特性を捉えます。1本の井戸からたくさんの情報を集めることができる、興味深い調査でした。お疲れさまでした!
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