主な研究内容
流域水循環・地下水流動プロセスの解明
河川や地下水は、流動過程で溶存成分や同位体組成を変化させ、海へ流出したり湧水として地上に現れたりします。水質組成や同位体比を分析し、地下水の流動・流出機構を明らかにします。
同位体マルチトレーサーと地下水年代測定
同位体水文学、地下水年代トレーサー、地下水流動シミュレーションを組み合わせます。水に溶存するCFCsやSF6などの濃度を大気濃度と対比し、地下水が涵養されてから流出するまでの時間を推定します。
地域の水質保全と水資源マネジメント
野外巡検・調査、聞き取り、継続観測、データ解析を通じて、水利用と生活の関わりを考えます。得られた成果を水環境保全と持続的な水資源利用の政策・手法へつなげます。
サイエンス解説
地下水の年齢推定の意義
地下水の年代(滞留時間)が分かると、涵養から流動・流出までの時間軸を定められます。地域の地下水資源量の定量化、流動システムの解明、汚染の将来予測に役立ちます。
分析装置
水の年齢測定システム、イオンクロマトグラフィー、気温・湿度ロガーなどを用いて、水の起源と流動を読み解きます。
就職・進学
環境コンサルタント、国家公務員、地方公務員(水道局)、地元企業、大学院進学など、多様な進路を支援しています。